板金(ラッキング)工事

板金(ラッキング)とは、水道管や給湯管など配管をはじめ、空調用ダクトなどで使用される配管板金工事のことです。
保温・保冷工事で配管に巻いた保温材の上から、さらに薄い金属を巻くことをいい、配管や保温材を保護するという役割があります。

給排水管の保温材に用いられる素材としては、主にウレタンウォームやグラスウールなどがありますが、断熱・耐熱には優れているものの紫外線や衝撃には弱い素材と言えます。
そのためラッキング材を巻くことで、保温材を守りつつ耐候性を高めています。

またラッキング材は金属のため、経年劣化による腐食が起こりますので、定期的な点検や修繕を実施するのがいいでしょう。

定期的な点検や修繕が必要

マンションや工場などの修繕工事では各箇所に設置されている配管のラッキング交換工事を行います。

給排水管はさまざまな箇所に張り巡らされていますが、とくに修繕工事を必要とする場所が屋上などの屋外の配管。
屋上は常に雨風にさらされている場所のため、ラッキングの錆びや腐食の進みも早く交換が他の箇所よりも多くなります。

ラッキングの腐食だけであれば、交換することで配管は守れますが、長期間メンテナンスを行っていない場合は、配管にまで雨水が浸透し、サビや痛みが激しくなってしまうこともあります。
このような状態では、配管そのものの交換も必要となるので、修繕工事費用にも響いてきます。
後々に大きな修繕工事が必要とならないよう、定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。

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